自宅を売却する際、売却の理由によっては人に知られたくないということもあります。
特に、近所に住む方々にはできるだけ知られずに売却を進めたいと思う方も少なくないことでしょう。
こちらの記事では、近所に内緒で自宅を売却する方法、またその際の注意点について解説します。
自宅の売却を近所に内緒でおこなう方法は?
さまざまな事情から自宅を売却せざるを得なくなった場合、親などの家族には知られても、他人である近所の方々には知られたくないというケースは少なくありません。
ただ、できるだけスムーズに希望に合った価格で売却しようと思った場合、近所に内緒で売却することは難しいというのが現実です。
一般的な仲介では、不動産会社が売却する家の宣伝をして、より多くの購入希望者を募ることで、希望に近い価格での売却が叶います。
つまり大々的な宣伝活動を通さず希望価格で売ることは難しいということですが、かといって宣伝活動をしないと長期の売却活動を覚悟しなくてはならないことがほとんどです。
もしも内緒で売却したい、かつ早く売りたいと思ったら、この宣伝活動をおこなわない「買取」や1社のみに任せる「専任媒介契約」という方法があります。
自宅の売却を内緒でおこなう方法における注意点
周囲に知られないで売却する際の注意点は、宣伝活動を積極的におこなえないことから長期化しやすく、急いで売ろうとしても価格を下げる結果になりやすいことです。
自宅を売却することを近所の方々に知られにくい方法である買取と専任媒介契約にも、それぞれ次のような特徴と注意点がありますので押さえておきましょう。
買取
買取とは、不動産会社が直接買い取ったあとに転売する方法です。
買主は不動産会社なので買主を探す必要がなく、すぐに買い取りから入金まで進めることができるため、内緒で売却してすぐに資金を得たい場合に利用する方が多くいます。
ただ、買取価格は仲介の8割ほどと価格が低くなりがちな点に注意が必要です。
専任媒介契約
専任媒介契約とは、1社だけの不動産会社に依頼する方法です。
他の不動産会社に依頼することができませんが、担当会社は売却活動の報告なども含め、内緒で早く売りたいという希望にもこまめな対応をしやすくなるでしょう。
しかしやはり内緒で早く売ってしまいたいという事情があることで売却価格は安くなってしまいがちです。