マイホームを売却するには大きく分けて2つの方法があります。
1つは不動産業者の仲介で売却する方法で、もう1つは不動産業者に直接買取ってもらう方法です。
家族形態の変化や転勤などで住み替えをするためマイホームをできるだけすみやかに手放したい、あるいは資金化したいという場合は買取での売却を検討してみてはいかがでしょう。
マイホームを手早く売却して現金化する方法~不動産業者の買取~
マイホームの売却は、不動産業者を介して購入者を探すより業者買取のほうが短期間で完結できます。
物件を不動産業者に買取ってもらう大まかな手順は以下のとおりです。
●1.買取業者を決める
●2.業者による物件査定
●3.価格交渉
不動産業者に買い取ってもらう場合、価格に納得したら契約成立となり、早ければ数日後にはマイホームを手放して現金化できます。
それに対して不動産業者の仲介で売る場合、価格が決まったら内覧会を開いたりチラシを配ったりして希望者を募らなければなりません。
そのため売却が完了するまでに最低でも半年は要します。
マイホームを業者買取で速やかに売却して現金化するメリットとデメリット
マイホームを業者買取で売却して現金化するメリット
短期間で契約が成立する
物件査定後、買取額が決まれば早ければ数日後、遅くても1か月程度で現金化することができます。
内覧会が不要
業者に直接売るので内覧会を開く必要がありません。
品確法に縛られない
一般的なマイホームの売却では「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、売り手側が買い手側に物件引き渡し後10年は契約不適合責任を負わなければなりません。
それに対して買取は不動産業者に物件を売るので、売り手が品確法に縛られることはなくなります。
条件の良くない物件でも売却できる
買取の場合、物件の用途は住宅だけに限りません。
そのため築古物件や過疎地の物件でも早期に売れる可能性が高いのです。
マイホームを業者買取で売却して現金化するデメリット
相場より売却価格が安い
業者買取で売ると物件のリフォームは売却後に業者がおこないます。
リフォーム費用が業者負担になるため、売却価格は少なく見積もっても相場より1~3割程度は安くなってしまいます。
物件によっては5割程度になってしまうこともあるのです。