一生のなかでも一二を争う大きな買い物と言えるマイホームの購入。
やっと手に入れたマイホームであっても、事情によっては売却しなければならなくなってしまうことがあります。
今回は戸建てを売却する売り主側の視点から、その理由や買主への伝え方などについて解説します。
戸建てを売却する理由とは
よくある理由を挙げてみましょう。
●転勤
急な転勤で戻ってこられる可能性がない場合、転勤先で新たにマイホームを購入するならば旧居を売却して資金作りをする必要があります。
●家族構成の変化
子どもが生まれて手狭になった、逆に子どもが巣立って部屋が余るなど、家族構成に変化があると住み替えが検討される場合があります。
あるいは親や子と同居し二世帯住宅となれば1軒余分になり、売却することもありますね。
●より良い住環境への住み替え
通勤通学環境の改善や、より良い住まいを目指して住み替えをする場合です。
●相続関係
相続前に税金対策として現金化するために売却したり、相続したものの住まないので売却したりする場合です。
●離婚
元配偶者との思い出が詰まったマイホームに住み続けられないと感じれば売却が選択されるのも納得ですね。
●近隣トラブル
我慢の限界を超える近隣トラブルの場合には、最終手段として売却も考えられます。
●住宅ローンが払えない
コロナ禍も相まって、競売や任意売却の物件も増えています。
●事件事故
不幸にも事件事故などが発生した場合には、住み替えざるを得ない場合もあります。
戸建てを売却する理由の答え方
上記のうち転勤から相続関係までは比較的ポジティブな理由なので、購入希望者には変に隠さず伝えてよいでしょう。
離婚から下はネガティブな理由ですので、慎重な対応が必要です。
嘘を言うのはよくありませんが、かといってなんでも正直に伝えればよいとも言えません。
購入意欲を低下させてしまったり、値下げを求められたりすることをできるだけ防ぐ必要があるからです。
離婚であれば「一時的に離れて暮らさなければならない事情ができた」と言えば完全な嘘とも言えず、買主に対する印象も悪くならないでしょう。
住宅ローンや近隣トラブルであれば「高齢の親が心配なので地元に帰る」「通勤の便の良いところに住み替える」などそれ以外の理由を伝えるのが無難です。
その際に「この部分には満足していたので残念だけれど、やむにやまれぬ事情のため売却する」方向で話をすると、物件の良い部分が印象に残るのでおすすめです。
ただし、事件事故が理由の場合には隠さず伝えるべきというのが基本になります。
自殺や事故死、火災などがあった場合には「心理的瑕疵」とみなされ、告知義務に違反していた場合には損害賠償を請求される可能性があるからです。







